【70才就労】今は企業の努力だけど”義務化”されるね、70まで退職金でないかも?
政府の”70才まで継続雇用”の要請に対し、3割の企業は継続雇用を検討始めているようだ。
【もくじ】
70才まで働かす選択肢
70才まで高齢者が働けるようにするための選択は以下の7つ。
7つの中で唯一、企業から「定年廃止」を検討する回答はなかったようだ。
企業としては、60才になったら、”妖精さん”にはさっさとやめてほしいでしょう。
若い時は給料以上の仕事をして会社に貢献していても、高齢になればコストパフォーマンスが落ち、「給料泥棒」まがいの人もいるしね。
60才で資産はどれくらい
会社が「70才まで雇用延長」に制度を変えても、多くのサラリーマンは老後資金があればさっさと退職し、のんびりしたいと考えているはず。
金融庁統計が発表した2018年の世代別資産を覗いてみよう。
平均ではあるけど、60才は2327万円の資産を持っている。
では、60才の借金はどうだろう。
こちらも金融庁の2018年のデータを見てみよう。
60才の借金(住宅ローンや車のローン)は207万円だ。
と言う事は、
2327万円-207万円=2120万円
これが、60才の平均資産となる。
何割かの人は、65才支給の年金を考慮すると60才でサラリーマンを卒業できそうだ。
健康寿命って知ってる?
いやいや、私は70才まで働いて、その後はゆっくりしたい
という声が聞こえそうなので、残念な情報をお知らせします。
厚労省のデータを見ると、誰の手助けもなく健康に過ごせる「健康寿命」は
男性72才、女性74才です。
70才まで雇用延長に付き合っていると、
70才退職と同時に病院への通院が始まり、10年後には寿命が尽きる
そのような人生の終わり方をする事になりそう。
本当に働きたい人は別ですが、セカンドステージを楽しみたい人は、サラリーマン生活に終止符を打つ時期を決めておいた方がよいようだ。
老後資金を稼ぐために「ひなた発電所」を購入する人が増えていることを
ご存知ですか?詳しくはこちら
国の狙いが何だかわかりましたか?
過去を含む政府の「度重なる政策の失敗」、「将来見通しの甘さ」そして「先送りの責任回避」により、年金給付はこの先も更に険しくなってしまいましたね。
狙いは次の事だと私は考えています。
1.年金基金の財源を確保
60才過ぎても高齢者を働かせば、より長く税金を搾りとれる。
2.年金給付時期の繰り下げ
70才まで年金を待つことで給付金額を上げる予定としているけど、その時がくれば見直しすれば良い。
3.大企業へ大盤振る舞い
政治資金を提供してくれる大企業に対しては、70才まで高齢者を雇用する事で税金収入が見込まれるため、減税してやる。
私は、55才で「早期退職」を選択し、セカンドステージを始めました。
あなたは、60才以降をどう生きるつもりですか?
はげみになります