日本版”サオジョン” 年金財政のツケを企業に回し70才まで雇用させようとする政府
政府が企業に対し、70才まで雇用する事を押し付けようとしていますね。
一方で、企業は40代以上のリストラをさらに加速しています。
この矛盾、サラリーマンはどう考えているんだろう。
【きじ】
日本版”サオジョン”
お隣の国、韓国では45才の肩たたきを「サオジョン」と呼ぶようです。
韓国に比べ、日本の「リストラ」はまだ優しいのかもしれません。
「リストラ」に承諾すると最就職の斡旋や紹介があったりするから。
韓国ではないらしい。
そのため、リストラされた「サオジョン」は自分で職探しをするしかなく、簡単にお店を始められる、フランチャイズの「チキン店」に手を出す人が多いようだ。
10年前、韓国へ出張する機会が多かった私だが、紹介されたチキン店はおいしく食べられ、韓国の人はチキンの好きな国民なんだと勝手に理解していた。
2019年現在、このチキン店は8万7000軒で、韓国人600人当たり1軒の割合。
日本でこの「チキン店」に相当するのが「コンビニ店」ですね。
手っ取り早く開業できるのが魅力らしい。
2300人に1軒になるようです。
でも、最近ではバイトを募集するも応募はなく、結局オーナーの長時間労働が続き、廃業に追いやられていますね。
韓国の「チキン店」と同じです。
財政難の付けはサラリーマンにも
野村総合研究所グループの「シニア世代の就業意識調査」によると、
・55歳~59歳の正社員は69.6歳まで
・60歳~64歳の正社員は70.3歳まで
働きたいと答えているようです。
本当だろうか?
少なくとも、昨年まで勤めていた会社で、再雇用されていた知り合いに聞いた回答は
年金が少ない
貯金が少ない
この2つが理由しかなかったけど。
政府の政策失敗による「年金」支給開始年齢の引き上げや支給額減少のために、働かざるを得ないが正しいのではないかと私は思うけど。
”老後の面倒を国に期待していた人が悪いでしょ”と聞こえてきそうだけど、
・年金で老後は大丈夫!
・「2000万円問題」は、正式な書類とは認めない!
と麻生さんは言ってましたが、
間違ったデータで導き出したのでなければ、資料を受け取ろうが破り捨てようが
「2000万円問題」は事実です!
もみ消そうとしても、問題が先送りされるだけ。
いずれ「3000万円」や「4000万円」問題になっていくでしょうね。
2対6対2
会社にとって
特に必要な優秀な人は2割、普通の人が6割、どうでも良い人が2割
という法則です。
企業は大きな利益が出ており黒字にも関わらず、40才以上を対象に”リストラ”を毎年加速させていますよね。
それは、下位の2割(どうでも良い人)が対象で、高い給料の割に仕事をしない社員を減らして生産性を上げたいのです。
しかし、「2対6対2の法則」は崩れず、再度形成されます。
コスパの悪い社員を辞めさせると、残り8割の人から、新たに「2対6対2」が形成されるのです。
しかも、優秀な人は、会社業績が危ないと気づけばすぐに転職できます。
会社にしがみつけるか
終身雇用が崩壊した今、会社の肩たたきに耐え、給料泥棒と言われてもしがみつくしかない人も多くいます。
若いうちから、給料以外の収入源を作り出す努力を惜しまなかった人は、自分から
会社をリストラさせる
権利を手にします。
はげみになります