セミリタイアして思った事・気づいた事

2019年、54才でセミリタイア。人生を考えたり、四季の移ろいで感じた事を綴っていきます。

新型コロナで”逃げ場”を失った人たち、弱者は切り捨てられる世の中!

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新型コロナによる”緊急事態宣言”から一か月以上経過した。

実際には、外出自粛要請から今の生活様式(不要不急の外出はしない)になっているので、2か月以上となっている。

国民の苛立ちもピークではないだろうか?

1月まで普通の家庭だったのが、今は生活ができない状況に追い込まれているのだから。

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タイトルの親子が悲惨だ!

元々”うつ病”を持つ父親は福祉事務所で働いていたが、「新型コロナ」への不安から病気が悪化、まともに職場い行けず収入が3割まで激減している。

追い打ちをかけたのが、息子の内定取り消し。

観光会社への内定で今年春から就職の予定だったが、感染拡大の影響で取り消しの連絡があったと言う。

ギリギリ1年は持つ預金があるそうだが、住宅ローンもあり追い詰められているようだ。

住宅ローンは今後毎月の金額を減らす事もできるが、収入源が途絶えたため、この家族の生活が安定するには時間がかかりそうに思える。

 

もう一人、50代タクシー運転手の男性について

こちらも悲惨な状態になっている。

3年前に製造業から転職し、多い時には月に45万円ほどの収入があったようだ。

独身のため、給料は趣味のバイクに使い楽しんでいたようだ。

「新型コロナ」の影響で2月から乗車客が減り始め、最後の給料は9万円程度。

カードローンを支払うと口座には3万円ほどしかないと言う。

食事は閉店間際の安売りの総菜を購入したり、さば缶を2食分にして暮らしている。

”10万円給付”の申請書類が未だに届かず、将来に不安を抱えて生きているとある。

文面から、気楽に独り身を楽しんでいたのかもしれない。

誰もがそうだが、大恐慌以来の経済暴落がこの2020年に来るとは考えていなかったから。

昔から、6カ月は生活できる預金を持つこと!

そう言われているが、この状況下だとうなづける。

 

雇用止め・派遣切り

記事とは関係ないが、頻繁に報道されているように派遣切りが横行している。

正規社員はテレワーク非正規社員は通常出社で会社で仕事。

これは

「新型コロナ」下に見る職場格差であり差別だ!

通勤による感染リスクの増加や心的ストレスの増加に加え、終息後の業務見直しの際は、派遣社員は真っ先に切られるはずだ。

 

全ての人がそうではないが、

会社や人間関係への不満で正社員を簡単に辞め、フリーランスやアルバイトを選択する人が多くいるようだ。

その代償はとてつもなく大きい!

 

謝りたい事があった!

医療従事者への差別行為も表面化してきている。

感染がわかった医療関係者に罵倒を浴びせる人もいると言う。

感染リスクを承知で、感染者や病人と毎日向き合う人達に感謝する気持ちのかけらをない人たちだ。

 

私はどうだろう。

毎日の散歩道は、近所の病院の横を通るように作られている。

遊歩道に設けられたベンチでは、白いズボン姿の病院の職員らしき人たちが休憩している風景を目にする。

先日、その病院で医療関係者の感染者が見つかったと報道で知った。

濃厚接触はないが、感染のリスクはゼロではない。

こんなところで、二度と休憩するなよ!

そう思ったのは本当だ。

だったら、その道を通らなければよいだけなのに。

彼らは仲間や患者さんの中に感染者がいる事を知りながらも、患者さんのために懸命に働いている。

それを悪魔みたいに追い払おうとした自分は未熟だったね。

先日から、病院を遠目に違う道を散策するようにしている。

医療従事者に感謝します!

 

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はげみになります


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