セミリタイアして思った事・気づいた事

2019年、54才でセミリタイア。人生を考えたり、四季の移ろいで感じた事を綴っていきます。

WHOが評価する日本の「コロナ対策」、何から何までチグハグ、結果オーライだっただけ!

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WHOのテドロス事務局長が、日本のコロナ対策を賞賛しているようだ。

初動(中国からの渡航を止めない)は問題としながらも、”緊急事態宣言”を解除できるレベルまで、患者数を少なくできた事は世界の模範になるらしい。

本当にそう思っているの?

headlines.yahoo.co.jp

 

世界との比較

朝日新聞作成の、世界の「PCR実施数」と「10万人あたりの患者数」を見ると

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下段:日本の感染者数

・10万人当たりの感染者数が13.2人で最も少ないのがわかる。

・対策優良国であるドイツと比較しても20分の1くらい

上段:一方PCR検査数

検査数も最少の212.8件、イタリアの4%しか実施されていない

 

「新規感染者が10万人中0.5人

これは日本の”緊急事態宣言”解除条件

欧州でも外出禁止が解除されているが、ドイツでは「新規感染者が10万人中50人

日本解除条件は100倍厳しい。

だから、日本がスゴイというわけではない。

イタリアやドイツなみにPCRを実施すれば、日本の患者数は10倍~100倍に増えると指摘する専門家もいるようだ。

 

日本の特殊事情

・軽症者が多い事

(BCG接種率だともいわれている)

PCR検査が簡単に受けられない

(患者の実数が掴めない)

・世界では過剰レベルと言われる徹底した衛生管理

(マスク着用や手洗い、家では靴を脱ぎトイレではスリッパ)

といった事が功を奏しているだけ。

 

PCR実施体制が急務

”緊急事態宣言”解除されたから終わりではない。

 

日本は本格的なパンデミックを前に、体制を整えるための猶予期間を、特別に神様からもらっている時期だと考えた方が良さそうだ!

なぜなら

本当の患者数は不明であり、重症者と軽症者を分けて管理できる医療体制も整っていない

期待の「アビガン」は暗礁に乗り上げ、国内のワクチンも来年でなければ完成できない。

それまでは、新型コロナウイルスを抑える既存薬を探し求めるしかない。

とにかく、PCR検査や抗体検査の数を増やす事。

PCRが必要な人には躊躇なく実施し、患者は隔離するしか手立てはない。

 

その準備を政府が本気で始めている気配がない。

「黒川氏の処分」を”懲戒”から”訓告”へ指示し、それをもみ消す作業に必死になっている。

「新型コロナ」とともに安倍政権には退場してもらうしかないようだ。

彼を取り巻く政治家は忖度に懸命になり、苦しんでいる国民を全く見ていない

私にはそう思えて仕方ない!

 

 

 

はげみになります

 
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