WHOが評価する日本の「コロナ対策」、何から何までチグハグ、結果オーライだっただけ!
WHOのテドロス事務局長が、日本のコロナ対策を賞賛しているようだ。
初動(中国からの渡航を止めない)は問題としながらも、”緊急事態宣言”を解除できるレベルまで、患者数を少なくできた事は世界の模範になるらしい。
本当にそう思っているの?
世界との比較
朝日新聞作成の、世界の「PCR実施数」と「10万人あたりの患者数」を見ると
下段:日本の感染者数は
・10万人当たりの感染者数が13.2人で最も少ないのがわかる。
・対策優良国であるドイツと比較しても20分の1くらい
上段:一方PCR検査数は
・検査数も最少の212.8件、イタリアの4%しか実施されていない
「新規感染者が10万人中0.5人」
これは日本の”緊急事態宣言”の解除条件。
欧州でも外出禁止が解除されているが、ドイツでは「新規感染者が10万人中50人」
日本の解除条件は100倍厳しい。
だから、日本がスゴイというわけではない。
イタリアやドイツなみにPCRを実施すれば、日本の患者数は10倍~100倍に増えると指摘する専門家もいるようだ。
日本の特殊事情
・軽症者が多い事
(BCG接種率だともいわれている)
・PCR検査が簡単に受けられない
(患者の実数が掴めない)
・世界では過剰レベルと言われる徹底した衛生管理
(マスク着用や手洗い、家では靴を脱ぎトイレではスリッパ)
といった事が功を奏しているだけ。
PCR実施体制が急務
”緊急事態宣言”が解除されたから終わりではない。
日本は本格的なパンデミックを前に、体制を整えるための猶予期間を、特別に神様からもらっている時期だと考えた方が良さそうだ!
なぜなら
本当の患者数は不明であり、重症者と軽症者を分けて管理できる医療体制も整っていない。
期待の「アビガン」は暗礁に乗り上げ、国内のワクチンも来年でなければ完成できない。
それまでは、新型コロナウイルスを抑える既存薬を探し求めるしかない。
とにかく、PCR検査や抗体検査の数を増やす事。
PCRが必要な人には躊躇なく実施し、患者は隔離するしか手立てはない。
その準備を政府が本気で始めている気配がない。
「黒川氏の処分」を”懲戒”から”訓告”へ指示し、それをもみ消す作業に必死になっている。
「新型コロナ」とともに安倍政権には退場してもらうしかないようだ。
彼を取り巻く政治家は忖度に懸命になり、苦しんでいる国民を全く見ていない
私にはそう思えて仕方ない!
はげみになります