『コロナバブル!?』実態経済はズタズタ、それでも株は上昇
新型コロナで一度は暴落した株価だったが、5月に入り急激に回復している。
(5月28日現在、日本 21,916円、米国 25,400ドル)
足元では、リーマンショック以来の大手企業の赤字決算や派遣切りや雇用止めなど、経済は明らかにマイナスに向かっているはずだが。
『コロナバブル』と将来言われるらしい。
『目次』
新型コロナの治療薬さえまだない
株価は半年後や1年後の経済を反映するらしいが、年末辺りの日本の状況を推測してみよう。
<治療薬ワクチン>
・新型コロナのための治療薬は数年先まで出てこない
・既存薬からの転用は現在”レムデシビル”以外に承認されず、他は不明
(アビガンは有効性が認められていない)
・ワクチンが使えるのは来年
・海外、特に南米やアフリカは新型コロナの第一波の真っただ中。
結果:治療薬は未だにない
<経済>
日産の3月期決算が発表された。
・純損益は6,712億円
リーマンショック時が2,337億円なので、約3倍近く押し下げられた。
さらにスペインやインドネシアなどの工場閉鎖を決定、減産とリストラを実施予定。
・レナウン、実質倒産でリストラ
・米中の対立悪化
・政府の5月の「月例経済報告」では、”景気は急激に悪化している”と発表
・急激に消費は回復しない
結果:経済に明るい見通しは見いだせない
米国はGAFAがけん引、日本は個人投資家
GAFAにM(マイクロソフト)を加えGAFAMとなると、東証一部全上場企業の時価総額を超えるほど、デカく、経済的インパクトが大きい。
そのGAFAはテクノロジー企業、新型コロナの暴落から85%回復に寄与している。
日本はどうだろう。
海外投資家は1296円の売り越しだが、個人投資家が1882億円の買い越し。
そこへ、日銀が介入したETF購入も手助けし、株価は回復しているように見える。
米国の株価が落ち着くと、海外勢の日本株投資もあると報道されている。
株価は回復しちゃうの?
新型コロナ禍で、実態経済を見る限り、株は大暴落してもおかしくない。
そうなったとしても、誰もが納得するだろう。
けど、実際には大した影響もなく回復傾向を強めている。
ここまで株価が落ち着いているところを見ると、このあと『コロナバブル』の様相を呈する可能性もありそう。
気になるのは、素人の個人投資家の参入が株価を支えている現状。
この後、株価がどう動くのか、私には全く予想できない。
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