セミリタイアして思った事・気づいた事

2019年、54才でセミリタイア。人生を考えたり、四季の移ろいで感じた事を綴っていきます。

コロナ禍でANA年収3割減でもJALは持ちこたえている!経営の違いは何だろう?

ANAがコロナ禍で窮地に立たされている。

ANAホールディングスメガバンクなど4行と日本政策投資銀行から、「劣後ローン」の形で合わせて4000億円の融資を受ける事になった。

融資のうち2000億円は負債でなく資本とみなされるため、見かけ上は経営が安定しているように見せられる。

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www3.nhk.or.jp

【もくじ】

短期借入だけでも1023億円 

皆さんは今年中に100万円の借金を返すことになったら可能ですか?

ANAの短期借入金(1年以内に返すべき借金)は4億から1023億円、長期借入金(1年以上先に返すべき借金)も4169億円から8253億円に膨れ上がっている。

固定費(飛行機リース代や人件費)が高く、今回の借り入れで手元の資金を増やす狙いがある。

これまでに金融機関からの借り入れや融資枠の設定によって合わせて1兆350億円の資金が確保できたため、今後1年程度の運転資金は大丈夫らしいけど。

破たんしないのか?

 

年収3割カットで生活は大変!

今回の多額の借り入れの条件は人件費の抑制。

年収で3割カット(賃金・ボーナス)される。

ANAホールディングス全日本空輸)の年収の平均は789万円有価証券報告書なので、200万円以上少なくなり、550万円くらいになるようだ。

ANAの社員は、生活費や教育費の見直しが迫られる。

一方で副業を容認する事も発表したので、JALでアルバイトもできる。

そのままJALに転職する人もでてくるに違いない。

希望退職を募集しているので、社員が出ていくことは想定の範囲内だろうけど。

数年前、JALが経営破たんした時は対岸の火だったのだが、JALはコロナ禍でもたくましく生き、ANAは沈んでしまった。

 

コロナが直撃、ANAショック…年収3割カット、冬のボーナスゼロ[新聞ウォッチ] | レスポンス(Response.jp)

 

ANAJALを比較してみよう

新型コロナでANAは瀕死状態に陥ったのはわかったけど、過去に経営破たんしたJALは大丈夫なんだろうか?

JALは企業体質が改善したため、迅速に動き出したため、ANAとは対照的に経営は安定しているようだ。

まず

3月社債発行で200億円を確保

次に

取引先金融機関からの借り入れ2100億円から調達

最後に

航空機の現金化を行い600億円の資金確保

その結果

2020年6月末時点で手元の現金および預金は3943億円にもなっている。

 

一度は経営破たんを経験したJAL

資金繰りの重要性を痛いほどわかっていたんでしょうね。

下にANAJALの経営力を示しましたが、飛行機のリースの割合が極端に違いためJALは固定費が抑えられているようだ。

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(出典:PRESIDENT ONLINE)

ANAの株をいつ買うべきか?

ANAが経営破たんしないと想定すると、新型コロナの終息とともに、株価は上昇するする事になる。

ANAの昨日の株価は2388円

過去をみても、現時点でも十分安い株価に思える。

 

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 コロナ禍、ウォーレン・バフェット氏が航空会社株を全て売却した事は記憶に新しい。 

一方、

ロジャーズ氏がこれから投資チャンスがあると考えている業界には、航空会社が含まれている。

その他は交通機関(鉄道)、観光、旅行、ホテル、外食などで、アフターコロナで需要が当然伸びると思われる業界だ。

航空会社に限らず、アフターコロナではしっかり投資していきたい。

 

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はげみになります


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