サッカー、中田英寿の逸話:負けた罰で走るなら・・・
先日、朝日新聞(紙面)で読んで感銘を受けたので紹介します。
誰でも知ってる、元プロサッカー選手。
ワールドカップ敗戦後、芝の上で仰向けのまましばらく動かなかったのは有名な話。
その後
自分探しの旅をし、現在は日本酒を世界に発信する事業もされています。
日本酒にたどり着くまでは日本中を旅し、時には農家に教えを請うた事もあるという話も本当のようです。
さて、ここでは
中田英寿が中学生時代の逸話です。
この記事では佳境に入り前に終わっていますので、そこをお話ししますね。
当時の監督で、現在は日本サッカー協会のキッズプロジェクトリーダーをしている皆川さんが”中田英寿に教えてもらった事”として寄稿しています。
練習試合でコテンパンに負け、腹の立った皆川監督は
部員に「ダッシュ50本」を命じました。
みんなが走り始めても、1人立ったままの中学生がいました。
それが、中田英寿。
「なぜ走らないのか!」
そう怒ると、こう言ったそうです。
試合に負けた罰として走るのなら
監督であるあなたにも責任がある、一緒に走ってください!!
言えますか?
皆川監督は頭をガツーンと殴られた気がしたと話しています。
何も言葉が返せず、一緒に50本のダッシュをしたと話しています。
間違っている事、理不尽な事で納得いかなければ従わない
子どもの頃から、自分の考え方や生きる姿勢が出来上がっていたんですね。
仮にそこに中学生の私がいたら、言われた通りダッシュしていた事でしょう。
先生には逆らえない、そういうものだと勝手に決め込んでいましたから。
私が自分の生き方を変えようとしたのは40才過ぎてから。
自分の中に、筋の通った考え方を早く持つこと
とても大事ですね。
流されない、そんな生き方が中田英寿という人物を作り上げました。
今でこそ、自分の考えや倫理観で話をしている私ですが、もっと早く到達する訓練をすべきだったかも知れません。
皆さん、自分の思いやその考え
相手を怖がらず、面と向かって話せますか?
はげみになります