ひきこもりの子供を持つ親は、眠れない夜を過ごしているのはないだろうか?
元農林水産事務次官(76才)が自宅で長男(44)を殺害した事件は衝撃が走りました。
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この事件
川崎で児童や保護者がひきこもりの男性(51才)に無差別に刺され数名がなくなった痛々しい事件がきっかけだったことが更にショッキングでした。
今回殺害された息子は中学時代から引きこもり、
家庭内暴力も茶飯事であり、
当日近所の運動会がうるさいことに「殺してやる!」と騒いでいたようです。
元次官は川崎の事件が脳裏をよぎり、自分の子供を殺すことを選択しました。
人としてやってはいけないことはわかりながら、手を懸けざるを得ない状況に追い込まれたのです。
息子を殺していなければ、そのまま近所の運動会で悲劇が起きたかもしれません。
どう考えればよいのだろう!
物事も善しあしでみれば、100%悪いこと。
でも、川崎の事件のように周辺に迷惑をかける可能性はなかったのか?
と考えると、亡くなった息子がどれくらいの危険な人物であったかになるので、即答はできないけど、今後同じ惨事を引き起こす可能性はありますよね。
話は飛躍して
現在、引きこもりの中高年は61万人以上と言われています。
ひきこもりの子供を持つ親が、わが子を心配しているのは現状です。
引きこもりだから”危険!”とはなりませんが、
なにがトリガーになり突然殺意を抱くかは誰にもわからない。
この事件で、
引きこもる中高年=殺人者予備軍
と偏見が助長されかねません。
ひきこもりや精神的な疾患を持つ人に対し、偏見を持つことはいけません。
行政や国は主体となり、彼らを社会に適応できるような教育や対処法を本気で考えるべきですね。
非常に難しい問題です、容易に線引きできませんから。
元次官の「法の裁き」に注目したいと思います。