ゴーン被告が海外逃亡!簡単に出国できる緩い国ニッポン、『銭形のとっつぁん』に頼もう!
刑事被告である、元日産会長のカルロス・ゴーン被告が、厳重に監視された中で”007”ばりに、いとも簡単に海外への逃亡を成功させました。
ここではこの国の司法や犯罪者の拘束の在り方の問題には触れず、密出国が可能なこの国の法治国家としてのあり方について思った事を書いてみます。
【もくじ】
お金持ちにはかなわない!
保釈保証金をこれまで15億円を納付しています。
保釈金は後日戻されるので支払うわけではないですが、この金額を現金で準備できる事がすごいですね。
世の中はお金だけではない
という方も多いけど、
お金があれば、たいていの事は解決できる
も正論だとわかります。
お金はあるに越したことはない
日本政府はレバノンに210億円を援助しているけど
2012年から2016年の4年間だけでも、日本はレバノンに200億円以上の開発援助を行っているようです。
でも
レバノンと日本とは犯罪人の引渡し条約は結んでいない
しかも
ゴーン被告はレバノンでは切手になるほど国民的英雄
レバノンはゴーン被告を日本に渡す事はないだろうと思う。
どうにもならないので、日本はインターポール(ICPO=国際刑事警察機構)に国際手配の依頼はしたようだ。
銭形警部に頼むしかないのか?
ICPOと言えば、銭形警部がいました。
執拗なまでにルパンを追いかける、あの刑事です。
ちょっと脱線しますね。
銭形警部の名セリフを知っていますか?
「カリオストロの城」の最後のシーンでのクラリスとの二人の会話、銭形警部のセリフですが、ジーンときます。
銭形警部
「くそ~、一足遅かったか。ルパンめ、まんまと盗みおって」
クラリス
「いえ、あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦って下さったんです」
銭形警部
「いや、奴はとんでもない物を盗んで行きました。……あなたの心です」
クラリス
「……はい」
罪を憎んで人を憎まず
そんな刑事ですね。
銭形警部の行動力は半端ではないですよね、海外でも海の中でも宇宙だってルパンを追い続ける。
ゴーン被告の問題について、犯罪者は逃がさない姿勢を世界に知らしめるためにも、
ニッポンにもそんな行動をとってほしいと願います。
ゴーン被告の海外への逃亡成功は、
日本の司法とそれを取り巻く犯罪者管理体制の甘さが露呈しました。
今年はオリンピックもあります。
例年より多くの人が海外からの旅行者としてきます。
今の警備体制では、その中に国際手配の犯罪者が日本に簡単に入り込める(逃げ込める)のではと心配になってきました。
しっかりしなさい、ニッポン!
はげみにしています