セミリタイアして思った事・気づいた事

2019年、54才でセミリタイア。人生を考えたり、四季の移ろいで感じた事を綴っていきます。

英語民間試験は見送りすべき!もっと議論を深めよ!

2020年年度(現在の高校2年生)の大学受験から「大学入学共通テスト」以外に「英語の民間試験」を活用する事になっている。

でも、現場は”No”といっているのだが、お偉いさんはずいぶん耳が遠いらしい。

9割が「家庭の経済力影響」 英語民間試験に高校の反応:朝日新聞デジタル

 

アンケートでは

・大学の3分の2

・高校の約9割

が、2020年度からの英語の民間試験の活用実施は問題ありと回答している。

このアンケートを受けて、文部省は、

既に決定した事を変更する事で現場に混乱が生じる、実施する前提で進める

と、わけの判らんコメントをしている。

現場に混乱を起こさせているのはあなた達ですけど。

 

問題あり”の理由で気になるのは次の通り。

  1. 複数の英語試験を結果の公平性
  2. 家庭の経済力が影響
  3. 地域格差が広がる

 

1.の参加試加については、参加予定だったTOEICは撤退している。

主な試験として7試験が提案されているが、この試験の結果をどう標準化するのだろう。

同じ試験であれば、試験事の難しさと易さを最終的に補正し、ある程度標準化も可能だと思う。

各試験で”読む””聞く””話す””書く”の能力は測れるだろうけど、それそれの試験の重き(配点)が違うはず、それをどう標準化できるのか?

不公平が起きるはずだが。

2.家庭の経済力は試験結果に大きく表れると考えている。

一番受験料が安いのはGTECで6820円(これでも結構高いけど)、ケンブリッジ英語検定は25,850円でGTECの4倍の受験料。

全ての学生が受験できるわけない。

経済的に裕福な家庭の学生は複数を受験し、そのうち上手くいった2つの試験結果を大学に送れば良い。

3.英語の民間試験はほとんどや都市周辺で実施される。

へき地や離島で実施される事はない。

都会の学生は近所で受験可能だろうが、田舎の学生は受験のための高額な受験料の他、交通費や宿泊費も負担になる。

これだけの問題を考えただけでも、2020年度からの活用は延期したほうが良い。

 

常にそうだが、

間違ったら修正すれば良いのに、

決定された事は混乱を起こそうが実施する、結果問題になれば責任放棄!

裏では業者と政治家の取引も既にあるのかもしれない。

 

お偉いさんの見栄や強欲のために、将来を担う学生が犠牲となる事は決して良くない。

特に、お金持ち優先の決まり事は絶対に良くない!

 

東大や京大は、遠隔地の学生が試験回数でハンディがあるなどの理由から「英検準二級」以上の証明書は求めるが「民間の英語試験」は、必須としてないと決定している。

懸命な選択だと評価する。

 

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