減少が止まらない給料の総額と手取り!この2つ、なぜなのか考える事が重要なんです。
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はじめに
給料、毎年上がっていますか?
手取りが少なくなった事に気づいていますか?
2019年7月、30年間のサラリーマン生活に終止符を打ちました。
最後の15年間は年に500円~2000円程度の昇給でした。
そのため、手取り額は毎年確実に減少していたのを覚えています。
40才半ば
もうサラリーマンは嫌だ!
もう一人の私が毎日叫んでいました。
製薬会社に勤め、3種類の新薬を世の中に出す事ができました。
自分でやれる仕事はやり切った
そんな気持ちが胸中を占め、
これからは自分のやりたい事をやって生きたい!
そんな心境変化が起きました。
その望みを達成するため、勉強したりプランを練ったりしながら資金を作り、
50代半ばに不労所得を手にいれ、今は自由な時間を楽しんでいます。
早速
日本の賃金と手取りの変移を眺めてみましょう。
【内容】
ロバートキヨサキ氏の言葉
著書「金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ」の中で給料の“総額”と“手取り金額”について、次のように話しています。
Eクワドラントに属する人々は、自分のお金を自由に使う事はできない。
給料明細を見ると、給料“総額”と“手取り金額”の間に大きな違いに気づくはず。
政府がより多くのお金を必要とする時、Eクワドラントの給料の“総額”と“手取り金額”の差は広がる
つまり、国がお金に困る時、まず確実に徴収できるサラリーマンの給料がターゲットになるという事です。
2000年から日本だけ給料が下がっている!
OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development:経済協力開発機構)のデータに基づき過去10年間の給料について相対比較したグラフです・
出典(https://twitter.com/inoueshin0/status/1040932430968836098)
一番下が日本です。
2000年を“100”とすると、2017年は“99.7”です。
先進国で比較すると、
この10年間、日本だけ給料は減少している事がわかります。
アベノミクスなどにより、株価が上昇し企業の収益も上昇したのになぜ?
企業は利益を内部留保に向けており、社員の給料は上がらくなっているからです。
サラリーマン時代、株価上昇の恩恵は僅かですが受けました。
でも”景気回復”は全く実感できませんでした。
理由はここにもありそうです。
2009年から手取りは増えてませんよ!
下段の表(黄色)に注目してください。
左端は2009年、右端は2017年の手取り金額です。
年収「300」,「500万円」,「700万円」,「900万円」の手取り金額は
ズ~と減少の一途なのが判りますね。
年収「900万円」の場合、2009年からの約10年間で、手取りは10万円減った事になります。
言い換えると、この間に年収が10万円以上増加していない方は貧乏になっている事になります。
<その理由は2つ>
・健康保険料の上昇
2017年度、医療機関に支払われた医療費は42兆2千億円で過去最高です。
国民1人あたりにすると33万3千円の医療費です。
理由は高齢化に伴う医療費。
2040年には医療費は66兆円になるとみられています。
つまり、健康保険料はこれからも上昇しますね。
・厚生年金保険料
サラリーマンは「国民年金」と「厚生年金」の2つの保険料を支払っています。
厚生年金保険料率の推移ですが
2009年9月→15.7%
2018年9月→18.3%
となっており、10年間で116%の上昇なんです。
少子化により年金資金も減ります。
それを補うためには「厚生年金」保険料も毎年上げていくしかありませんよね。
因みに、サラリーマンを卒業して先日「国民年金」を自分で支払いました。
国民年金保険料も毎年上がっていますよ。
2019年度は毎月16,410円
2020年度は毎月16,540円
になります。
いつ行動を起こすつもりですか?
ジッと堪えていても、国が手を打ち何とかしてくれるわけではありませんよ。
多くの政治家はお坊ちゃま!という事を理解しないといけません。
彼らは不労所得を代々受け継いでいます。
そのため、
“老後の資金が足りない”は他人事
老後のお金がないとか、給料が上がらないには無縁な方々です。
自分で自分の身を守るため今から対策を練り、
・十分な老後資金を積み立てる
・ビジネスを始める
・不労所得を手に入れる
を行うしかありません。
紹介したように、
会社員の方は、このまま毎年給料が下がり続ける可能性が高いです。
手取り収入については、間違いなくこれからも少なくっていきます。
社会の変化を直視し、行動を起こさなければ、数年後は「老後資金が足りない」がリアルに感じられる時が訪れます。
まずは、小さくともよいので、一歩その足を前にだすことですよ。
励みにしています。