セミリタイアして思った事・気づいた事

2019年、54才でセミリタイア。人生を考えたり、四季の移ろいで感じた事を綴っていきます。

減少が止まらない給料の総額と手取り!この2つ、なぜなのか考える事が重要なんです。

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はじめに

給料、毎年上がっていますか?

手取りが少なくなった事に気づいていますか?

 

2019年7月、30年間のサラリーマン生活に終止符を打ちました。

最後の15年間は年に500円2000円程度の昇給でした。

そのため、手取り額は毎年確実に減少していたのを覚えています。

 

40才半ば

もうサラリーマンは嫌だ!

もう一人の私が毎日叫んでいました。

製薬会社に勤め、3種類の新薬を世の中に出す事ができました。

自分でやれる仕事はやり切った

そんな気持ちが胸中を占め、

これからは自分のやりたい事をやって生きたい!

そんな心境変化が起きました。

 

その望みを達成するため、勉強したりプランを練ったりしながら資金を作り、

50代半ばに不労所得を手にいれ、今は自由な時間を楽しんでいます。

 

早速

日本の賃金と手取りの変移を眺めてみましょう。

 

 【内容】 

 

ロバートキヨサキ氏の言葉

著書金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージの中で給料の“総額”と“手取り金額”について、次のように話しています。

 

Eクワドラントに属する人々は、自分のお金を自由に使う事はできない。

給料明細を見ると、給料“総額”と“手取り金額”の間に大きな違いに気づくはず。

政府がより多くのお金を必要とする時、Eクワドラントの給料の“総額”と“手取り金額”の差は広がる

 

つまり、国がお金に困る時、まず確実に徴収できるサラリーマンの給料がターゲットになるという事です。

  

2000年から日本だけ給料が下がっている!

OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development経済協力開発機構)のデータに基づき過去10年間の給料について相対比較したグラフです・

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出典(https://twitter.com/inoueshin0/status/1040932430968836098

 

一番下が日本です。

2000年を“100”とすると、2017年は“99.7”です。

先進国で比較すると、

この10年間、日本だけ給料は減少している事がわかります。

 

アベノミクスなどにより、株価が上昇し企業の収益も上昇したのになぜ?

企業は利益を内部留保に向けており、社員の給料は上がらくなっているからです。

サラリーマン時代、株価上昇の恩恵は僅かですが受けました。

でも”景気回復”は全く実感できませんでした。

理由はここにもありそうです。

  

2009年から手取りは増えてませんよ!

下段の表(黄色)に注目してください。

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左端は2009年、右端は2017年の手取り金額です。

年収「300」,「500万円」,「700万円」,900万円」の手取り金額は

ズ~と減少の一途なのが判りますね。

年収「900万円」の場合、2009年からの約10年間で、手取りは10万円減った事になります。

言い換えると、この間に年収が10万円以上増加していない方は貧乏になっている事になります。

 

<その理由は2つ>

・健康保険料の上昇

2017年度、医療機関に支払われた医療費は422千億円で過去最高です。

国民1人あたりにすると333千円の医療費です。

理由は高齢化に伴う医療費。

2040年には医療費は66兆円になるとみられています。

つまり、健康保険料はこれからも上昇しますね。

 

・厚生年金保険料

サラリーマンは「国民年金」と「厚生年金」の2つの保険料を支払っています。

厚生年金保険料率の推移ですが

20099→15.7%

20189→18.3

となっており、10年間で116%の上昇なんです。

少子化により年金資金も減ります。

それを補うためには「厚生年金」保険料も毎年上げていくしかありませんよね。

因みに、サラリーマンを卒業して先日「国民年金」を自分で支払いました。

国民年金保険料も毎年上がっていますよ。

2019年度は毎月16,410

2020年度は毎月16,540

になります。

 

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いつ行動を起こすつもりですか?

ジッと堪えていても、国が手を打ち何とかしてくれるわけではありませんよ。

多くの政治家はお坊ちゃま!という事を理解しないといけません。

彼らは不労所得を代々受け継いでいます。

そのため、

“老後の資金が足りない”は他人事

老後のお金がないとか、給料が上がらないには無縁な方々です。

 

自分で自分の身を守るため今から対策を練り、

・十分な老後資金を積み立てる

・ビジネスを始める

不労所得を手に入れる

を行うしかありません。

 

紹介したように、

会社員の方は、このまま毎年給料が下がり続ける可能性が高いです。

手取り収入については、間違いなくこれからも少なくっていきます。

社会の変化を直視し、行動を起こさなければ、数年後は「老後資金が足りない」がリアルに感じられる時が訪れます。

まずは、小さくともよいので、一歩その足を前にだすことですよ。

 

 

励みにしています。


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