セミリタイアして思った事・気づいた事

2019年、54才でセミリタイア。人生を考えたり、四季の移ろいで感じた事を綴っていきます。

『黒人の兄』と『白人の弟』肌色の違いが人生を左右する、差別社会はまだ続くのか?

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出所:20200626 朝日新聞(紙面P2)

写真の2人は兄弟です。

でも肌の色が兄(左)は褐色、弟(右)は白。

それだけで、全く違う人生を歩む事になった話です。

白人による黒人暴行など差別が続いているけど、これまでの自分の行動も踏まえて少し考えてみたい。

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【もくじ】

兄弟の生い立ちからこれまで

黒人の父と白人の母の間に生まれた兄弟だ。

兄(左)は褐色で躯体は黒人のようにがっしりしている。

弟(右)は私たちが良く知る、典型的な白人男性。

小学校で黒人は兄1人、既に差別を受け、好きな白人の子とはダンスもできなかったようだ。

先生からは「勉強は向いていない、スポーツをしなさい」と言われている。

その後運動で頭角を現し、マイナーリーグを経験するも肩を壊す。

貸金業、時給制の造園業や建設現場を転々としてホームレスになっている。

一方、弟はハーバード大学大学院で博士号をとり研究者として生活している。

黒人の兄は野球選手、白人の弟は研究者。

アメリカの白人と黒人の子供が憧れる職業のストレオタイプだ。

 

兄(黒人)はこれまでに白人警察官の執拗な嫌がらせや暴力を経験していて、ミネソタポリスで亡くなったフロイドさんの死は他人ごとではないと言う。

この兄弟、ミネソタポリスを訪れ、白いメッセージボードに追悼の言葉を書き込んだ。

そのボードに二人の影が映ったが、そこに肌の色は映らない。

その瞬間

「黒人の兄とはただの兄弟なんだ」

弟の白人男性はそう思ったようだ。

知らず知らず差別行為をしている自分がいる

肌の色で差別をしたり受けたりした記憶はこれまでない。

でも、幾つか思い出す事があった。

小学生の頃、いつも服装の汚い同級生がいた。

皆してからかっていたっけ。

時々その子(女の子)は泣いていた。

完全なイジメだね。

その時分、周囲の友人にあわせ自分の行為に責任など微塵も感じなかった。

それから年月が流れ、世の中には様々な家庭環境がある事を知ると、自責の念にかられることがたびたびあった。

肌の色で差別している人たちと同じこと、自分もしていたんだ。

多分、少なからずそのような体験をした人も多いだろう。

 

知らず知らずのうちに、

他人を差別したり蔑むことで事で自分を優位な立場におき、屈折した満足感や幸福感を味わっているんだね。

自分から変わる必要があるようだ。

 

 

はげみにしています


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